ペルーに行く前に、外務省海外安全ホームページ(www.pubanzen.mofa.go.jp)で、危険情報をチェックした。タルマ、パルカ、ワサワシのあるフニン州は、「渡航の延期をお勧めします」とか「是非を検討してください」とか「十分気をつけてください」とか、なんだか危険そうだった。しかも、テロリストが隠れているかもしれないと言われるアンデスの山岳地帯…。
ネット検索しているうちに出てきた記事がこれだ。まだテロが横行していた1991年5月21日、ワサワシの村にテロリスト60人が乗り込み、オーストラリア出身の修道女を含む5人を処刑した…と。
ちょっとドッキリのワサワシ行きではあった。村民はくったくのない笑顔を見せていたが、1991年といえば、たった15年前のことだ。しかも、本当に小さな村での出来事。まだまだ記憶に鮮明に残っているに違いない。