あんな、荒涼とした、果てしなく続く山岳地帯のあとで、どうしてこんなに?と思うくらいの村が出現。パウカルタンボだった。ちゃんと広場もある村だ。まずは宿さがし。いくつかあるホテルの中から、ガイドのサウルが選んだのは、ホステル・ヴィクトリア。タルマのホテルは、そこそこに広く、ちゃんと温水シャワーが浴びられ、毎朝糊のきいたベッドリネンに交換してくれた。ダブルで1泊52ソル。約8.7ポンド。1700円くらいか。それに対して、ここのホテルは、ダブルで1泊25ソル。約4.2ポンド。840円!!
中に入ってみた。部屋はぐっと狭く、ダブルベッドのほかには2畳分くらいのスペースがあるかないか。それでもちゃんと大きなテレビはついている。トイレもあるし、シャワーもある。
でもないものが一つ。普通はついていて、当たり前のもの。さて、みなさん、想像できるでしょうか。それは寝室とトイレとを分けるドアだった。ドアがない!
サンラモンのホテルの二の舞にならぬように、今回はちゃんと寝袋に収まって寝た。