ペルーへの旅・4日目 No.2

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 折角サンラモンまで来たのに、タルマに戻るということは、この先のオクサパンパ(Oxapampa 1800m)はあきらめるということだろうと、覚悟を決める。そして、まずはサンラモンにあるランのナーサリーを訪れることにした。

ナーサリーで車をおりると、気温はタルマ、ワサワシとは全く違う。汗がじわ~とにじみ出てくる。サウルに「虫除けの薬をつけなくちゃ!」と言われ、あわててポケットからDEET(ディート)を出し、塗り始める。何でも、DEETは米軍が開発したものだそうだ。DEET100%のものは、プラスチックを溶かしてしまうと言う。なんだか恐ろしい薬だ。わたしが使ったものは、DEET50%。それでも塗っているうちに、手がぬるぬるしてきた。どうも何かを触ってしまったらしい。

写真はナーサリーにいた蝶。

dscn2093-1.JPG これがDEET。

 

ペルーへの旅・4日目 No.1

浅い眠り…だったのだろう。寝る前から、無意識のうちに警戒警報が鳴っていたのに違いない。だから、昔、山に行ったときにそうしたように、服を着たままベッドに入ったのだ。

背中を虫に刺されていることに気がついて、飛び起きた。数えてみると、全部で15ヶ所だった。シャツとズボンのすき間にあたる背中だ。

これはたまらん…と、3070mのタルマに逃げ帰ることにした。

 

ペルーへの旅・3日目 No.7

ジャングルの入り口の町サンラモン。みかけた観光用のパンフレットは、タルマにあったよりも多かったように思う。とはいえ、わたしはまだタルマの町を、よく見てはいないのだ。

サンラモンはタルマよりもずっと小さい町。それでも「インターネット」の文字は目につくのが不思議だ。15分ほど使って払った金額は1ソルの半分よりも少なかった。1ソルが33円くらい。15円以下だったということになる。

ホテルに荷物を下ろしてから、再び町に出ると、そこでマノロ・アリアス氏にばったり出会う。近くの大学で講演してきたとか。その晩発の長距離バスでリマに戻るそうだ。それまでいっしょに中華レストランに入って、おしゃべりを楽しむ。4人で£10.約2000円だった。

 

ペルーへの旅・3日目 No.6

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このあと、また恐怖の谷底を、今度は左目でにらみながら、もとのタルマ-サンラモン分岐まで引き返し、左に折れて、サンラモンに向かった。この道は幹線。それでも落石はあるようで、時々道の真ん中に石が落ちている。途中、工事が終了したばかりの真新しい橋を渡る。ここにあった橋は、雨季の豪雨で流されたらしい。

タルマから直線距離にして10キロほどだが、もったいないほどの勢いで高度を下げていく。タルマは標高3070m。サンラモンは標高800m。2000m以上下りることになる。周囲の木々は緑の色をどんどん濃くしていき、ジャングルっぽくなってくる。道の片側には果物を売る店が並びはじめた。

 

 

ペルーへの旅・3日目 No.5

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もう少し川上に行ったところで、Masdevallia unifloraを発見! 今回一番見たかった花だ。ナーサリーにはあっても、自生しているのを見ることができるかどうかはわからないということだったので、感激。風が吹き続け、それに合わせて花茎は揺れ続け、撮った写真は全てぶれていたのが残念であった。(写真中央部に…。見えますか?)

Masdevallia unifloraは、200年前にスペイン人のルイス(Ruiz)とパボン(Pavon)が、ここ、ワサワシで見つけた花だ。それを思うと感激度もひとしおだった。