ペルーへの旅・8日目 No.1

Oncidium aureum 全体

午前中はデッサンの続きをし、午後、サウルと2人で、再びワサワシに向かう。

まずは前日描いたOncidium aureumの大きな株を発見。かつてはOncidium bicolorが、インディオの言葉、ケチュア語(インカ帝国の公用語)で「cacca-cacca」と呼ばれていたらしいが、今はこのOncidium aureumがそう呼ばれているのだと言う。地元の人は、のどが渇いたときに、谷底まで水を飲みに行くかわりに、このオンシジウムのバルブをかみ、そこから汁を吸ったのだそうだ。

 

ペルーへの旅・7日目 

Oncidium aureum

山を歩いて、もっともっとランを見たいという思いはあるのだが、どうも落ち着かない。帰国後に作品を仕上げられるほどの情報集めをしなければ…という思いから、サウルに、パルカのナーサリーからいくつかランを借りて来てもらい、わたしはホテルに一日かんづめでデッサンをする。

その中のひとつ。Oncidium aureum.  (Cyrtochilum aureum (Lindl.)Senghas 1997)