Hunt Institute for Botanical Documentation Part2

9月出品が決まった、第12回ハント国際植物画展であるが、10日ほど前に、出品する2点の絵の寄贈を依頼された。それ自体はありがたいことではあるが、複雑な心境だった。それでも、いつまでも未決事項を抱えていては落ち着かないので、今日連絡。諾の返事をする。わかっちゃいるけど、つい一言。「大事にしてやってくださいねー。してくれるのは、わかっているけど、でも、我が子を里親に預ける心境です」

それに対して、すぐに返事が来た。

「お子さんたちに関しては、ここでは心配いりませんよ! 博物館の環境下で保管することを保証しますし、国際植物画展に続く巡回展覧会で、多くの人々に見てもらえます」と。

そうなのだ。うちにおいておくよりも、ずっとずっといい環境で育てられることになる。

Hunt Institute for Botanical Documentation

アメリカはピッツバーグ、カーネギーメロン大学に、ハント協会(http://huntbot.andrew.cmu.edu/ ハント・インスティチュート)がある。このハント協会は、3年に一度、ハント国際植物画展を開催しているが、その第12回国際植物画展(2007年9月30日~12月21日)への出品が決定した。

まずは12枚のスライドを送付。その中から2枚が選ばれ、今月初めに絵を送ったところ、先日、OKとの通知を受け取ったものだ。出品することになった2枚の絵は、すでにこのブログにも発表しているEncyclia cochleataと、Encyclia dickinsonianaだ。

これで、生まれて初めての北米行きが実現しそうだ。