ロンドン午前7時25分発のイベリア航空で、まずはマドリッドへ。そこでリマ行きに乗り換え、リマ到着は同日午後17時35分。時差6時間。直前に起こったロンドンのテロ危機の影響で、普段よりも早い2時間半-3時間前にはヒースロー空港に着いていなければならず、もともと長い空の旅が、ますます長いものとなりました。とはいえ、ミネラルウォーターの持ち込みはできなかったものの、カメラ、電子機器の持ち込みは可で、よかった、よかった。マドリッド-リマ間の距離は、マドリッド-成田間の距離よりも少ーし短めのようです。
リマ空港には、PeruFloraのマノロ・アリアス氏が、わたしの名前を書いた旗を持って待ってるからとのことでしたが、そんな旗なんてどこにもない。あれ?いないねーと言いながら、出迎えの人々の中に見える、名前を書いた旗の、その名前を一つ一つ読んでは、ああ、この人でもない、あの人でもない、と視線をどんどん移していきました。旗を持っている人たちも「この人が、自分が待っていた人なのか」という好奇心と期待感を合わせ持った目で、しばらくこっちをみつめているのですが、違うとわかると、また隣の人とのおしゃべりに戻っていくのでした。なんだか奇妙な、緊張の一瞬でした。
ようやくマノロと合流。彼の運転する車で彼の(ご両親の)自宅へと向かいました。リマの町は、かなりごみごみした、埃っぽい町。渋滞で車が止まれば、そこにお菓子やらなんやら手にした人たちが物を売りに来る。長旅に疲れ、喧騒とした町に疲れ、その日は夕食抜きで、マノロの豪邸の一室ですぐに休みました。