Category Archives: ペルーへの旅・10日目

2006年8月31日

ペルーへの旅・10日目 No.3

あんな、荒涼とした、果てしなく続く山岳地帯のあとで、どうしてこんなに?と思うくらいの村が出現。パウカルタンボだった。ちゃんと広場もある村だ。まずは宿さがし。いくつかあるホテルの中から、ガイドのサウルが選んだのは、ホステル・ヴィクトリア。タルマのホテルは、そこそこに広く、ちゃんと温水シャワーが浴びられ、毎朝糊のきいたベッドリネンに交換してくれた。ダブルで1泊52ソル。約8.7ポンド。1700円くらいか。それに対して、ここのホテルは、ダブルで1泊25ソル。約4.2ポンド。840円!!

中に入ってみた。部屋はぐっと狭く、ダブルベッドのほかには2畳分くらいのスペースがあるかないか。それでもちゃんと大きなテレビはついている。トイレもあるし、シャワーもある。

でもないものが一つ。普通はついていて、当たり前のもの。さて、みなさん、想像できるでしょうか。それは寝室とトイレとを分けるドアだった。ドアがない!

サンラモンのホテルの二の舞にならぬように、今回はちゃんと寝袋に収まって寝た。

 

ペルーへの旅・10日目 No.1

dscn1750.JPG

 いよいよ、あすはリマに戻るという8月31日。6連泊したタルマをあとにし、パウカルタンボ(Paucartambo 2500m)へと向かう。タルマからパウカルタンボまでは車で4時間の道のりということで、朝6時半に隣のレストランで朝食をとってから出発することになっていたが、残念ながら閉まっていたので、朝食抜きでの出発となった。

タルマを出ると、すぐに、ただ山が広がるだけ、見渡す限り山、山、山の山岳地帯に入る。とっても広大で、そこが標高3000m以上ある地帯だとはとても思えない。ごく普通の平野のようだ。ラスベガス(Las Vegas)で右折して、ワヌコ(Huanuco 1910m)方面に向かって北上、サンペドロ・デ・カハス(San Pedro de Cajas)、フニン(Junin)と走っていく。このフニンが、例のマカの産地である。ほら、あそこにもマカ、あそこにもマカ、とサウルが話しかけてくる。

見渡す限りの平野の中、町も何もない。何もない平野を走っていく・・・と、時々町が現れる。町はすぐに消え、また何もない中を走る・・・ということを何度か繰り返しているうちに、このレストランで止まり、食べそびれた朝食をとることにした。

ここでもコカ茶を注文した。この辺りは標高どのくらい?と聞くと、なんと、4125mという答えが返ってきた。