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2006年8月30日

ペルーへの旅・9日目 No.7

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こうしてタルマのマーケットを楽しんだあと、ようやく、再び、そして最後のワサワシ行きにと向かった。
今回のタクシーチャーター代は70ソル、2000円強だ。

ワサワシの、村に向かう道ではなく、山へと入っていく、村に向かう道よりももっと細い道で、歩いていたインディオのおばあさんが片手を挙げた。車の音がしたので機械的に手を挙げたのだろう。運がよければ、その車がコレクティボで、時間も労力を稼げるということになるのだ。わたしたちは、セサの運転で、乗っているのはわたしとガイドのサウルの2人のみ。おばあさんを拾ってあげることにした。おばあさんは後部座席、わたしの隣に座って、最初のうちは、好奇心でチラチラとこちらを見ている。気がついて、こちらもおばあさんを見ると、あわてて視線をそらせてしまう。そんなことがしばらく続いたのち、おばあさんの好奇心もなくなったのか、ひたすら前を見ているようだった。

でも、この道は、ワサワシ村へと行く道よりも、ずっと勾配がきつく、しかも、おばあさんはかなり長い間乗っていた。ということは、その道のりを、ほんとうは歩くつもりで歩いていたということだ。驚きとともに、生活のたいへんさ、おばあさんの精神的肉体的な強さというものを感じた。

おばあさんを下ろして、しばらく行ったところで、わたしたちもストップ。タルマは晴れていたのに、さすが、高度3000メートルあたりの雲霧林の中ということで、霧が出ている。その道端に咲いていた白い可憐な花。

ペルーへの旅・9日目 No.6

マーケット

そして、これがマーケット。タルマは海抜3070mの町だ。そして、もっと高い山々に囲まれている。

写真の大きな袋の中に入っているのは赤玉ねぎだが、同じような袋に緑色の長い野菜とおぼしきものが入っているのを、いたるところで見かけた。パルカのナーサリー近くの川ではその野菜らしきものを洗っていた。こんなにあちこちで見かけるのに、なんだかわからない。サウルに聞いてみると、「あれはアルファルファ」という答えが返ってきた。わたしたちがサラダに入れたりする、あのアルファルファだが、それを畑で栽培したものだ。何に使うのか。

この国の名物料理の一つがクイ(Cuy)料理。クイというのは、ギニーピッグ。日本ではあまり聞かないが、ここイギリスでは、よく小さい子がペットにするモルモットのような動物だ。アルファルファはそのクイのえさになるのだという。

ペルーへの旅・9日目 No.5

マーケット(じゃがいも各種)

そして、じゃがいもたち。こんなに種類があるのかと驚くほどだが、最近では日本でも「インカのめざめ」「インカの星」「インカパープル」「インカレッド」等、手に入るじゃがいもの種類も豊富になっているらしい。

ところで、ペルーではスペイン語が公用語だが、スペイン語で「いも」はパタタ(patata)。同じスペイン語でも、ペルーで「いも」はパパ(papa)と言うのだそうだ。