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ペルーへの旅・2日目 No.6

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 ひどい頭痛を抱えているものの、休んでなんかいられない。タルマ近郊のパルカ(Palca)にあるPeruFloraのナーサリー(ラン園)に連れて行ってもらう。見たいと思っていたランは、ほとんどここにそろっていた。あとは自生しているものを探すのみ…なのだが…。

帰りのタクシーの中では激しい頭痛とともに、吐き気までしてくる。ホテルに戻るとすぐ、ベッドの上に横になり、再び、夕食抜きで寝てしまった。こんなに頭痛が激しいと、何もできやしない、なんとかここから逃げ出さなくては…、あしたは海抜800メートルのサンラモン(San Ramon)に移動だ…と、決心しながら…。

写真はPhragmipedium caudatum。 細い赤茶色のが花びら。咲いてから、どんどん下に伸びていくという。計ったら、約40センチあった。

 

ペルーへの旅・2日目 No.5

ようやくホテルに荷物は置き、その隣のレストランに、ガイドのサウル、運転手のロベルトと4人で入る。夕食、朝食抜きの昼食だが、高山病の影響で頭がひどく痛み、食欲もない。注文したチキンスープは、鶏肉もヌードルもしっかり入った実だくさんのもので、ほとんど残してしまった。ここで初めて、高山病に効くというコカ茶を注文。なんだか日本茶に似ていて気に入ってしまった。

ペルーへの旅・2日目 No.4

dscn2082.JPGわたしたちのホテルは、この広場に面しており、ちょうどこの写真の右手にあった。2階の窓から広場がよく眺められ、何回もあったお祭りを、人ごみを避け、ここから眺めることができた。ダブルルームが52ソル。約£8.60.1700円くらい。毎日糊のきいたベッドリネンと交換してくれたし、ホテルの人は実直そうで、気に入った。し・か・も。

1泊は別の街に移動したものの、そのあと6連泊したので、1泊の値段を45ソル、£7.5、1500円におまけしてくれた。

ペルーのへ旅・2日目 No.3

dscn2080.JPG4818mのTiclioを通過してから、だんだん気分が悪くなっていき、タルマ(Tarma)に到着した頃には、もうしっかり頭痛がしていた。高山病。日本で奥穂高岳(3190m)に登ったときも、北岳(3192m)に登ったときも、なんともなかったのにな-。あれはやはり少しずつ、少しずつ、自分の足で高度を稼いでいったからなのかもしれない。それではスイスに行ったときには? よくわからないが、今回の頭痛はひどい。朝食を採らなかったのは、やはり正解だったかもしれない。

写真はタルマの街。(絵葉書より)

 

ペルーへの旅・2日目 No.2

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国道20号線をタルマに向かって北東に走る。両側には、山がどんどん迫ってくる。その山も、日本で見たような高さではない。限りなく高い。地図を見ると、4000メートル、5000メートル級の山だ。そんな中を時々鉄道線路が交差する。といっても電車は見ない。

「4818メートル地点では、車を止めてね! 空気の薄さを体験してみたいから」と事前に念を押しておいたTiclio着。早速車からおりてみる。うっ、薄い!と、確かにわかる。からだが頼りない。写真を撮ろうにも、車に寄りかかって、シャッターを押すのが精一杯。逃げるように車の中に逆戻り。精神的な影響もあってか、それまでは平然としていたのに、なんだか気分が悪くなってきた。

ところで時々道路と交差していた線路は、リマからラ・オロヤ(La Oroya 3750m)まで行き、そこからワンカヨ(Huancayo 3271m)まで南東に向かって走る線と、ラ・オロヤから北上する線とに分かれる。Ticlio 4818mという世界でもっとも標高の高い地点を走る鉄道だと言われている。1800年代終わりに、なんと40年かけて敷設され、アンデスの亜鉛や銅、周辺の農作物を運ぶのが目的で、1日に1本くらい運行されるらしい。