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ペルーへの旅・10日目 No.3

あんな、荒涼とした、果てしなく続く山岳地帯のあとで、どうしてこんなに?と思うくらいの村が出現。パウカルタンボだった。ちゃんと広場もある村だ。まずは宿さがし。いくつかあるホテルの中から、ガイドのサウルが選んだのは、ホステル・ヴィクトリア。タルマのホテルは、そこそこに広く、ちゃんと温水シャワーが浴びられ、毎朝糊のきいたベッドリネンに交換してくれた。ダブルで1泊52ソル。約8.7ポンド。1700円くらいか。それに対して、ここのホテルは、ダブルで1泊25ソル。約4.2ポンド。840円!!

中に入ってみた。部屋はぐっと狭く、ダブルベッドのほかには2畳分くらいのスペースがあるかないか。それでもちゃんと大きなテレビはついている。トイレもあるし、シャワーもある。

でもないものが一つ。普通はついていて、当たり前のもの。さて、みなさん、想像できるでしょうか。それは寝室とトイレとを分けるドアだった。ドアがない!

サンラモンのホテルの二の舞にならぬように、今回はちゃんと寝袋に収まって寝た。

 

ペルーへの旅・10日目 No.1

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 いよいよ、あすはリマに戻るという8月31日。6連泊したタルマをあとにし、パウカルタンボ(Paucartambo 2500m)へと向かう。タルマからパウカルタンボまでは車で4時間の道のりということで、朝6時半に隣のレストランで朝食をとってから出発することになっていたが、残念ながら閉まっていたので、朝食抜きでの出発となった。

タルマを出ると、すぐに、ただ山が広がるだけ、見渡す限り山、山、山の山岳地帯に入る。とっても広大で、そこが標高3000m以上ある地帯だとはとても思えない。ごく普通の平野のようだ。ラスベガス(Las Vegas)で右折して、ワヌコ(Huanuco 1910m)方面に向かって北上、サンペドロ・デ・カハス(San Pedro de Cajas)、フニン(Junin)と走っていく。このフニンが、例のマカの産地である。ほら、あそこにもマカ、あそこにもマカ、とサウルが話しかけてくる。

見渡す限りの平野の中、町も何もない。何もない平野を走っていく・・・と、時々町が現れる。町はすぐに消え、また何もない中を走る・・・ということを何度か繰り返しているうちに、このレストランで止まり、食べそびれた朝食をとることにした。

ここでもコカ茶を注文した。この辺りは標高どのくらい?と聞くと、なんと、4125mという答えが返ってきた。

ペルーへの旅・9日目 No.19

タルマのお祭り(サンラモン学校)2

素晴らしいなと思うのは、これらの山車の、全てが手作りであることだ。先生の指導のもと、生徒たちが力を合わせ、楽しみながら作ったのだろう。素朴でありながら、うまいしかけを凝らしている山車が多く感動した。

そういえば、わたしたちも高校の頃、体育祭のために、担任の教師に似せたハリボテを作ったっけ。あれは手足が動いたわけでもないし、昼間の行事とて、電気仕掛けがあったわけでもないが、あれはXX年後の今でも仲間で集まれば、懐かしんで出る話題の一つだ。この子たちも何年後、何十年後に、やはりこの山車つくりのことを懐かしく思い出す日が来るのだろう。

ペルーへの旅・9日目 No.18

タルマのお祭り(サンラモン学校)

その晩、タルマに戻ると、タルマの町は再びお祭りであった。SRという字が見えるが、これはサン・ラモン(San Ramon)の略。サン・ラモンの学校のお祭りだという。あの、背中を15ヶ所も虫に刺されたサン・ラモンにある学校なのか、ずいぶん遠いところの学校のお祭りが、ここタルマの町であるものだと、最初は不思議に思っていたのだが、そうではなく、ここタルマの町に、サン・ラモンという学校があるのだそうだ。山車にはそれぞれの学年、クラスの子たちが、とても楽しそうに、誇らしそうに乗っていた。