搭乗までに時間がたっぷりあったので、空港内のお店をのぞいたり、最後のペルー料理ということで、セビッチェを食べたりした。セビッチェはマチュピチュの５つ星のホテルで初めて食べ、空港で食べたのが2回目。とってもおいしかった。

無事、12時35分リマ着。早速、帰りのフライトをチェックする。

イベリア航空19時55分発バルセロナ行き…のはずなのだが、ない。同じ時間発、同じイベリア航空で、マドリッド行きがある。何なんだ、これは？

16時にようやくチェックインができ、なんの問題もなく、発券してもらったのだが、こちらにはわけがわからない。不安なので質問すると、なんと、リマからバルセロナに飛ぶのだと信じ込んでいたのだが、そうではなく、リマからマドリッドに飛んで、そこからバルセロナに行き、そのあとロンドンに向かうのだそうだ。なんだか嫌な予感がする。

  機内より。

クスコの空港には、民族衣装を身につけた子供たちが、引率の先生に連れられて、たくさんいた。とてもかわいらしい。到着便に乗っていた人たちが歩く通路のすぐ上にある、ガラス越しのフロアで、飛行機が到着するのを待っている。乗客が歩いてくると、先生が、ほら、手をふりなさいよ、と言い、それに合わせて子供たちが懸命に手を振るのだが、下行く乗客の95％以上は、微笑み返すこともなく、ましてや手を振り返すこともなく、ひたすら前を向いて歩いていた。旅の疲れで余裕がなくなっていたのかな。

ペルー最後の日。今日は、まずは思う存分にフルーツいっぱいの朝食をとり、ミニバスにて空港へ。11時15分クスコ発リマ12時35分着のフライトに乗る。

この旅行前の調査で、リマークスコ間のフライトは、天候によってはキャンセルになることもあると書いてあったので、そういうときに備え、一日の便数の多いラン航空を往復利用し、しかも、キャンセルになった場合、その便のあとにも、何便かある時間帯を選んだ。天候が不安定になるのは、こちらの夏季、すなわち北半球の冬季が多いらしいが、それでも今回も一つ前の便がキャンセルになっていた。